10年日記・今年で9年目
9年前の今頃、余命短い母が緩和病棟に入った時、限りある時間の中の母との記憶を忘れないようにと日記をつけ始めました。
準備したのは何故かずしりと重い10年日記。
入院中の母と過ごす時間の記録がきっかけではあったのですが、母は想像以上に早く旅立ち、それに入院中も文字にするのが悲しくて、母との会話や様子は極簡単な記録、もしくは空白が目立ちます。
そんなふうにスタートした日記も残すところ後1年分となりました。
飽きっぽい私のことなので三日坊主になるかも知れないと思いましたが、何とか細々と続いています。
あの頃、先の10年が気の遠くなる程遠く感じられたのに、こうして過ぎてしまった過去はとても短く感じられます。
日記にはなるべく感情を抑え、悪口や愚痴は書かず、いつ誰に見られても恥ずかしくないようにと心がけていたつもりなのに、読み返すと結構感情的な文面もあり、夫への愚痴もチラチラ・・・
断捨離中の私にとって日記帳は最も残しておきたくない代物なのに、ここまで来たら最後まで書かなくては気持ちは収まりません。
あと1年間は続けましょう。
そして2022年で終了。
来年はどんな年になるのか楽しみでもあり不安でもあり。
突拍子もないことが起こらず穏やかな1年であってほしい。
そんな日々をなるべく冷静な言葉で淡々と綴ることにしましょう。