私の老後は何色?

若いころ自分の老後を想像したことなんてなかった。


何の根拠もなく、自分は老人にはならないような気がしていた。
だから想像なんてできなかった。


なのに今私は68歳になった。
今まさに老後生活。


母がこの年齢の時どうだったかなぁと思い出してみると、家業をバリバリ手伝っていたなぁ。
畑で野菜も作り、あちこち旅行にも行き、夜は編み物をしたりパッチワークをしたり、いろんなことに興味を持って生き生きしていたなぁ。
元気良くて人情味があって良く笑う人だった。
色で言ったら明るいブルーと言うところか。


仕事を辞めてからの私の生活はというと、家事と孫の世話が中心。
自分のことは後回しにして、まず家族が生活しやすいように整え、特に面倒なことなどは先回りして動いてしまう。

そんな今の私は、色で言えば無難なベージュってとこか。


家族にとっての私は、多分都合の良い人間だろう。

それでいいの?


わがままばーさんと思われるかもしれないけれど、自分が心地よいと感じる生き方を大切にした方がいいんじゃないの?

なんて自問してみる。


老後本番のこれから、人生の集大成をどんな風に描こうかなぁ・・

はつらつと暮らしておられるブロガーさんの生活も参考にさせてもらいつつ。


内館牧子さんの小説の中で、78歳の主人公が「10歳若かったら何でもできるのに」と言う場面がある。


68歳は何でもできるって!


その言葉に勇気をもらう。


私は若い頃からダークな色が好きだけれど、老後は明るい色で描きたい。


ターコイズブルーなんてどうだろう!

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