順風満帆な人生の憂い
昨日のブログに登場した友人は、私から見ると何の苦労も心配もなく、正に順風満帆な人生を歩んでいる。
二人の娘さんの子育ては順調そのもの。国立大を出た娘さんは良い伴侶を得て幸せに暮らしている。
県職員を勤め上げたご主人は、優しくて、妻思い、誠実でスポーツマン。
経済的にも余裕ありあり。
これ以上何を求めるものがあろうか・・
と思えるような環境の中にいる。
なのに
「もっと自分の人生を大切にするべきだった。」
「やりたいことが沢山あり過ぎるのに、もうこんな歳になってしまった。」
「時間がほしい」と彼女は言う。
そして、その気持ちに突き動かされるように、今はいろいろな勉強に挑戦し、いくつもの講座を受講するために奔走している。
民俗学、社会福祉・・・ナンチャラカンチャラ etcと。
良妻賢母の彼女だから、今まで、夫や子どものことを最優先に考えて、自分の欲求を押さえて生きてきたんだろう。
そしてその押さえていた気持ちが今溢れて止まらず、彼女を悩ませている。
順風満帆な人生を歩む彼女と
波瀾万丈な人生を歩む私。
私の100倍幸せにみえる彼女だが、意外にも、自覚している幸せ度は大差ないかも。
ずーっと安定した暮らしだったから、幸せ感のハードルが高いのかも知れない。
※※幸せって何だろう※※