遠方より友来たる

今朝8時「今から帰省するんだけど、会えるかなぁ」と遠方に住む友人から電話が掛かってきた。

いつものことだけど、今回も突然だ。


遠方とは言っても同じ県内。

ただ、あちらは県庁所在地、こちらは県の外れの山の中。

下道を走って来るからノンストップでも4時間かかる。


こちらの施設に彼女のお母さんが入所されているので、こうして時々やって来る。


電話を切ってちょうど4時間後の12時、約束のお店に到着。


彼女とは高校時代からの付き合いなのだが、

私とは全く正反対の人間で、頭脳明晰、努力化、理論派、良妻賢母・・・

真面目を絵に描いたような人。


あまりにもちゃんと生きていたせいか、3年前にうつ病を発症した。

幸い半年間で回復し、再発もなく元気になったが、「根を詰めてレース編みをしていたからかも」と本人の弁。


レース編みなんて、聞いただけで頭が痛くなりそうではあるが。


何故こんなちゃらんぽらんの私と友人関係になったのか謎だが、馬が合って50年も付き合っている。


離れて暮らしていても、こうして時々会えるのは、彼女のお母さんがご存命だからこそ。


お母さんには、私のためにも少しでも長く生きていただきたいと願っている。

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