悲しい朝
朝刊を開いた時、まず地方版の‘’お悔み欄‘’を何より先に見るようになったのはいつからか。
知っている名前がないとホッとして改めて1面から読み始めます。
80代90代の方が並ぶ中、たまに40代、50代の数字があると、名も知らない方であっても心は痛みます。
今朝、見覚えのある名前が載っていて驚きました。
今から20年余り前、同じ職場で働いていた女性の名前。
あの頃私は40代後半、彼女は20代になったばかりだったか。
優しくて仕事熱心で誰からも好かれていた彼女。
以前スーパーで偶然会い、声を掛けてくれたことがありました。
暫く立ち話をして別れましたが、あの時の笑顔が思い出されます。
44歳は余りにも若くて悲しいです。
昨年も、元同僚の男性の訃報を目にしました。彼も享年44歳。
頑強な体格に見えましたが、病魔には勝てず可哀想でした。
生きてこその人生。
山坂あり、楽しいことばかりでもありませんが、生きているだけで尊いのだとあらためて感じた朝でした。