義母を見送る
8月27日、義母がお世話になっている施設から、体調が悪いので来てほしいと連絡が入りました。
延命処置はしないと事前に申し合わせてありましたので、義母が絶大な信頼をしていた主治医の先生のもと、点滴をすることもなく見守りました。
口からの僅かな水分補給のみの4~5日間。
眠るように息をひきとりました。
亡くなる2日前、まだ少し意識があった義母にお礼と労いの言葉をかけることが出来たのは私にとって幸せなことでした。
当たり前のことですが、死ぬということは一瞬にしてそれまでの何もかもが終わるのですね。
生きていた頃の喜びも悲しみも全て消えて
小さなお骨だけになる・・
97年の長い人生は皆の記憶の中に不確かな記憶として残るだけ。
思い通りにはいかないことが多く難儀な人生だけど、これも生きている証と思い、
一日一日大切にしなければと、あらためて思わせてくれた義母の最期でした。
葬儀では、弔事の時にしか会う機会がない甥や姪の姿に「あれ誰?」という感じでした。
小さな頃は夫の実家で一緒に遊んだ甥や姪たちも、今は遠慮がちに近況を語り合う40代の大人です。
来年には、その甥や姪12人で、従姉妹会をしようと約束したそうな。
次世代へのバトンタッチが進んでいます。