私のケアプラン
元同僚のご主人が亡くなられました。
享年72歳とまだお若い。
緩和ケア病棟で痛みのコントロール目的の入院をされた後、ご本人の希望で自宅療養が始まったのが亡くなる1か月前。
奇遇にも総合病院の訪問看護センターに勤務する我が家の嫁さんが担当させてもらうことになりました。
ご本人やご家族の意向を尊重しながらケアプランを立て、尊重し寄り添う日々。
少し訳ありだったご主人の人生。
3人の子どもさんには最後の最後にカミングアウトして、皆さんの心にわだかまりを残さずの幕引きだったようです。
その最期の瞬間に立ち会い、ご家族の思いにも触れた嫁さんにとっては、いろいろと考えさせられることが多かったようです。
そして
「お義母さんは痛みのコントロールはどうしたい?」
ほーら、きました! 私への直球質問。
「私は痛いのは勘弁してほしいからコントロールは万全で!」
「意識がもうろうとした状態になっても?」
「それまでに言うべきことは言っておくから最後は痛みの排除を第1にお願いしたい」
「了解です」
嫁さんの頭の中では、私のケアプランが少しづつ出来上がっているようです。
元気なうちに自分の思いを伝えておくことはとても大切だと思うし、こうして聞いてくれる身内がいるのも有難いとは思いますが、突然投げられる質問にはいつもびびります💦
そして
「お義母さん安心して!大切にするよ!」と。
はい、ありがとさん。
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間違いなく面白い原田ひ香さん!