人には厳しく自分には優しく!
毎日欠かさず晩酌をしている夫。
程よく酔いが回ってくると、誰かに電話をしたくなる病がある。
相手は遠方に住む娘たちであったり、自分の兄弟であったり、同級生であったり、私の叔父さんであったり・・・結構手あたり次第。
そしてとりとめのない長電話が始まる。
白羽の矢が当たった方はお気の毒!
相手に迷惑をかけているなどとは露ほども思わないようで。
なのになのに・・・
他所の方の行動はとても気になるらしく、気になるだけならば問題はないけれど、言葉をかけずにはいられない・・・これも病だと私は思っている。
以前、夫と四国へ旅行した時のこと。
夕食時、隣のテーブルには若い3人連れ。
何やら仕事のことで激論していたのが耳に障った夫。
「君たち、そういう話は部屋でするべきだと思うよ。ここは公共の場所だから」と言い放った。
一人の男性は夫を暫く睨みつけて退散したけれど、どこかで襲われるのではないかと、ホテル滞在中ずっと私はドキドキで、生きた心地がしなかった。
そして翌日、悪いことは重なるようで。
朝食バイキングの時、近くの席に中年男性5~6人のグループが座った。
暫くすると、嫌でも耳に入って来るような大きな声で会話を始めた。
どうもバスの運転手さんか添乗員さんらしく、明らかに同僚の悪口を言っている。
夫も当然気にしているのがわかり、絶対に見過ごさないだろうなと分かっている私は、ソワソワ落ち着かず。
案の定、立ち上がり歩み寄ったかと思うと「声が大きいです。しかも話の内容が悪い!」と一喝!
(夫よ あなた 何様?)
"夫との旅行なんて金輪際あり得ない"と固く心に決めた出来事2連発でした。
自分にはとことん優しく、人にはものすごく厳しい夫。
よく45年も一緒に居られたなぁ・・・凄いわ!自分。
そんな夫のあれこれを嫁さんや娘たちに話すと三人三様の受け止め方があって面白い。
嫁さん「そうそう、迷惑な人いるよねぇ!お義父さんよく言った!」
長女「嫌だぁ~そんなお父さんとは何処へもいきたくないよ~」
二女「わっ はっはっはっはっ・・・・」
懲りない私はそんな夫との旅行計画中です。