義母の通院付き添いはなかなか大変!

施設にお世話になっている94歳の義母の2ヵ月に1回の通院日。


施設では定期的に担当の医師の診察を受けることができるのだが、義母は、どうしても馴染みの診療所の先生に診てもらいたいと言うことで、入所前からお世話になっている診療所へ定期的に通院している。


義母には6人の子どもがいて、3人は近くに住んでいる。
ただ、義母の性格が災いしているからか、ちょっと敬遠されているようで、
今回の通院の付き添いは私が行くことになった。


コロナの影響で、面会が禁止されていたこともあり義母とは暫くぶりの対面。


「お久しぶりです。私が誰だか分かりますか?」と言うと
「もちろん分かるよー、あたりまえ!」と、調子は上々(本当に分かっていたかは謎)


診療所までは車で30分。
車中、ずっと義母のおしゃべりが止まらない。
自分は施設の中では特別な存在で、職員からはとても大切にしてもらっているとか、
自分は他の人とは違うからとか・・・自慢話が延々と続く。


少し前までは施設の中で気に入らないことがあるとハンストを起こしたり、トイレに立てこもったり、気に入らないスタッフを口で攻撃するなどの事件が割と頻繁にあった。
「手に負えない状況になっているので来てほしい」と夜中に施設から電話があり駆け付けたことも何度か。
なかなかキャラの強い義母。


診療所では、まず受付の事務員さんに「ばあちゃん、久しぶり!」と声をかけられ、
心電図やレントゲンや採血など一通りの検査の時も「ばあちゃん、大丈夫?」「ばあちゃん調子はどう?」と気さくな看護師さん達。


嬉しくて多弁になる義母。


そして、いよいよ大好きな先生の診察。
何故か急に無口になり目をつむる・・・
「ばあちゃんどうしたの?」と尋ねる看護師さんに
「冥途へ行く準備や」と。


ええっ!!  急に?


そのあたりの心理状況は解析不能だが、何とか無事に通院付き添いの任務が遂行できてホッとしている。
義母にとって通院はちょっと楽しみなお出かけ行事のようになっているが、
私はとても疲れた・・・


次回の通院は8月。さて今度の付き添いはだれかな?

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