音楽の力
新聞もテレビも相変わらずコロナウィルスに関する話題一色。
かといって、たまに他の話題がニュースになっていても何故か心に響かずの日々。
テレビのお笑い番組を見ても笑えず、ドラマを見ても現実との距離を感じ白々しい感じがするだけで。
少し気持ちが鬱っぽくなっているのかもしれないが、そんな気持ちでいる中、感動の映像がテレビから流れた。
それはイタリア・クレモナ在住の日本人ヴァイオリンニスト横山令奈さんが、地元の病院の屋上で演奏したという話題。
医療従事者への感謝の気持ちと患者を慰める気持ちを込めて演奏されたその美しい調べと、聴き入る医療関係者のまなざしは、最近ガサガサしている私の心の中にも深く深く染み渡り涙がこぼれた。
音楽の持つ力や優しさはとても素直に心の中に溶け込んでいく。
「心が洗われる」とはこういうこと!
緊張感が長く続くと精神衛生面での心配が出てくるが、心温まる話題もチラホラと伝えられるようになってきた。
今回のコロナウィルスの件では、人の持つ残酷さと優しさを見聞きし、考えさせられる事が多い出来事となった。