お別れ!

私は物事に執着がなく、流行の物や高価な物にもあまり興味を持たない。

そんな私だが、一つだけ「欲しい~」と願い続け手に入れた物がある。

それは車。

ミニクーパー!


私には不似合いなおしゃれなフォルム、可愛い内装、全くぶれないコーナリング、全てが大好きで、生涯乗り続ける覚悟だった。


しか~し 7年経った今、

孫の保育園送迎という役割が任され、ちょっと様子が違ってきた。

また、維持費がかかり過ぎるという痛い問題にもようやく気がついた。

結局、孫守り中心の年金生活者には不似合いだと判断した。


そして決めて来た。

次乗る車を!

判断から決断までにはかなり時間がかかったが、心を決めてからの動きは早いのが私の特徴。


次はこどもに優しいスライドドア、座席を大きく動かして床面を広く使える機能性、安全装置もバッチリ。


しかし気がつくと

「孫のため、家庭のため、ミニとお別れするのだ。これでいいのだ。」と念仏のように唱え、自分を納得させようとしている自分がいる。



67才の生活は厳しい現実と直面している。

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