千の風になってますか?
今日は母の月命日。
お彼岸には行けなかったお墓参りに今日出かけてきた。
風が強くて、ロウソクの火が直ぐ消えてしまい、やっとの思いで線香を焚く。
「 ♪ お墓で眠ってなんかいません ♪ 」
と言われても、一応お墓に向かって手を合わせる。
そこにに眠っていなくてもいいんです。
お墓に向かい合うのは自分の為だから。
母が亡くなって8年余り・・・少しづつ母が遠い人になっていく。
そんな母の姿をたぐり寄せて、姿や声を思い出してみる大切な時間。
先日、実家で法要があった時、お坊様がおっしゃった。
「仏壇に向かってお参りするのは、亡くなった人を弔うためではないのです。
今ある自分が生かされていることを感謝する為なのです。
生きている自分のための仏壇なんです」と。
お墓でなくとも、仏壇でなくとも心の中で偲ぶのが一番の供養のようです。