夫のきょうだい夫婦全員集合!
夫は6人きょうだいで、上から4番目。
一番年長の義兄は3年前に70才で亡くなったので、健在なのは5人。
隣県に住んでいる義姉が一番の遠方になるが、故郷やきょうだいのことを大切に思っておられて、年に数回里帰りされる。
その度に、きょうだい夫婦が全員集まり賑やかに会食をするのがお約束のようになっている。
今回、コロナの自粛が解除され、きょうだい夫婦と、亡くなった義兄の長男家族、総勢15人が久しぶりの再会となった。
近況報告やら、連れ合いに対する愚痴や孫のこと、結婚しない子どもの心配など、話は尽きることがない。
何の見栄も偽りもなく、開けっ広げの会話で大いに盛り上がった。
血を分けたきょうだいがいがみ合う話はよく聞くが、そんな話とは無縁で
「みんなが仲が良くて、何より嬉しいことやなぁ」と、しみじみ夫は言う。
私は仲間に入れてもらえる幸せを感じつつも、すでに亡くなった自分の親きょうだいに思いを馳せ、ちょっとだけ淋しさを感じる瞬間でもある。