「一緒に住んでもいい？」と聞かれて「いいよ～」と軽い気持ちで返事をし、息子夫婦と同居を始めて12年。

その後、孫が２人生まれて、６人家族を牛耳る姑となりました。

今頃になって

‘‘’’同居するってこういうことか‘’’　と随分遅い認識です。

私の友人たちは「同居なんて無理！絶対嫌！」って口を揃えて言います。

その友人たちの中にはかつて同居していた人もいて、１人は息子夫婦が離婚し、もう1人は家を建てて同居解消となりました。

「嫌！」と言う言葉には苦い経験が籠もっているようです。

世代の違う人間、そして育った環境も習慣も、食事の内容も味付けも価値観も思い出も、大切にしていることも、何もかも違う人間が一緒に暮らすのですから、いろいろあって当たり前なのですが、・・・

寛容さが試されます。

私の場合も嫁さんと同居を始めた頃は驚くこと満載でした。

異星人か？と目や耳を疑うこともしばしば。

今でも度々あります。

突っ込める時には突っ込んで笑いでしめてチャンチャン！！

でも１２年も持ちこたえているということは、異星人との暮らしも決して悪くはないからです。

先日、食事中に突然息子が言いました。

「うちが円満に同居出来ているのは嫁のおかげやなぁ」

「・・・」

聞き違いかと思いましたが、そんな勘違い息子の嫁びいきがもしかしたら円満の秘訣かも知れません。