丁寧に暮らすって!
〈丁寧な暮らし〉のバイブルのような存在だった「暮しの手帖」が、〈丁寧な暮らしではなくても〉という表題を掲げた本を出したとか。
丁寧に暮らすって抽象的であまりよく分からない私だが、料理に手間暇かけて、素敵な食器でテーブルコーディネイトすることだけではなさそうだ。
仕事と家事と子育て、介護や闘病、その他諸々の事情に日々追われている人にとっては丁寧な暮らしは憧れでしかない。
でも、たとえどんな生活であっても、誠実に目の前の出来事をこなしていく人は、とても丁寧に暮らしていると言えるし、コンビニ弁当の食事でも「コンビニ弁当が好物なの」と言えば決して手抜きではないわけで、、、
結局丁寧か否かは他人が決めることではなく自分の気持ちのあり方なのだろう。
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田舎の古民家をリノベーションしたおしゃれな部屋。
薪ストーブで暖をとり、その上に置かれた鍋からはシチューの良い香りが……
ストーブの前に置かれたロッキングチェアーに座って編み物をする私。
週末には友人を呼んでホームパーティーの予定なの。
野菜は無農薬で育てた自家製よ!
なあ~んて 、、、、、
貧相な妄想をふくらませていた私だが、とりあえず、今日という日を精一杯歩いていくことにしよう。